彼女のいる彼氏 第17話 かわいくて優しい素敵女子

今回の彼彼の表紙、咲さんが、かわいいぃぃぃ。
Webサイトのページを拡大して、ガン見してしまいました。

そして、来ましたよ。来ましたですよ。徳永。
第15話で「まさか、仕事振っといて深夜まで働かせて、フォローなしとか、ないよね?」と思ってたら、ちゃんとありました。フォロー。お持ち帰り路線でしたが。ははは。

余裕ありまくりの攻め方で、咲さんを翻弄してました。いや、マジで感心する。すごい奴すぎる。
第5話で、LINE(多分)でこのモンスター徳永に微妙な顔をさせた彼女、どんな人なんだろう?見てみたいけど、怖いもの見たさ的な気持ち。

私が徳永回で一番好きなのは第7話なので、モンスター話の他にも、徳永がいい奴な話も、またいつかあるといいな。(第7話は、ROLAアプリ以外でも、くらげバンチで読めるようになりました!第7話はおすすめです。)

そして、第17話で株が上がりまくりなのが、ルミちゃん!かわいくて、優しくて、素敵女子。
徳永の咲さんお持ち帰りも阻止して、GJ!
ルミちゃんの彼氏は、どんな人なんだろう?果報者ですね。
キラキラ女子陣も優しくて、嬉しい。

ラストは、佐倉の表情が絶妙。
微妙な表情が、この漫画はすごく上手なんですよね。すごいなあ。
あんな表情されたら、次回が気になる!

 

接近女子 大画面を見に行けない

彼女のいる彼氏のスピンオフストーリー、接近女子が新宿駅東口のどこぞで、大画面で見られるらしい。

見に行きたい。でも、見に行けない…。

結婚前(はるか昔)は、新宿駅をがっつり使っていたので、余裕で見に行けただろうけど、今は自宅が無関係な方向の上、子供のお迎えなんかもあるので、寄り道できず、見に行けない。悲しい。

接近女子#1では、彼彼第11話の表紙の佐倉の横顔が微笑バージョンでかっこよかったー。咲さんと佐倉を大画面で見たかったよ…。

 

 

彼女のいる彼氏 第16話 合点がいく

これまで、彼女のいる彼氏は「それで?そこからどうなったのっ??」っていう終わり方をしても、次の話では場面が展開して時間が経過しているということが多かったのだけど、今回は佐倉と雪乃の過去へのさかのぼりでした!待ってました!

雪乃は、私としては、3年前の方がかわいいなーって思った。今の方が洗練されているけれども。

佐倉は3年前って確かにオシャレではないけど、そんなにひどくないよね?とか思いました。(私自身もオシャレじゃないし、色々ともっとすごいのを今まで見てきているもんで・・・。ははは。(力ない笑い))
当時の佐倉は、こじゃれてないことも、もちろんあるけれど、自分に自信がないことで綺麗に見えないのかなあと思った。

佐倉も当時からセンスはあっても、その感覚を自分に向けるだけの自信が無かっただけなんだろうけど、でもその殻を破ってくれたのは雪乃なんだね。佐倉は、高校か大学1、2年生あたりで、あの形が完成していたのかと思っていたから、意外だったー。

でも、第13回の徳永との対決の時に着ていたシャツを見て、「この服を選ぶ男性って、自分を勘違いしているか、よほど自分に自信があるかどっちかだよね?」と思っていたので、雪乃が選んだとわかって、何だか妙に合点がいった。他人の目の推しがあってのセレクトだったのね。

過去の流れが見えてきて、咲さんは、佐倉が男性としての自信を持った後に、初めて自分から好きになって、かつ陥落(?)させた女性なんだなーと思った。そりゃ愛おしいわ。

しかも佐倉の咲さんへの気持ちの発端は、第10話のラーメン屋の流れだし。あそこの、佐倉の咲さんへの気持ちの遷移が大好き。

でも、やっぱり佐倉はやっちゃいけないことをやっちゃったんだよね。咲さんと付き合うにあたって、雪乃ときちんと話さなかったこと。佐倉の気持ちは完全に咲さんに行っていたのに。雪乃の性格からいって、自然消滅はさせてくれないってわかるだろうに、面倒を避けちゃったからなあ。
怠惰だよね。
怠惰は時に、悪意よりも人を傷つけるのに、やっちまった感。

これからの、徳永の反撃と、佐倉の盛り返しの展開に期待ですね!

小松菜の衝撃

食糧品の買い出しに行ったとき、小松菜が欲しくて眺めていたら、何か葉っぱに変なものが付いている。

虫にしては、デカい。

まじまじと眺めてみたら・・・かたつむり!!

殻の直径が1.5cmくらい。
かなり衝撃的だった。スーパーの菜っ葉でこんなん付いてるの、初めて見ましたよ・・・。

鋼鉄の胃腸が

私は、かなり胃腸が丈夫な方で、
「胃が痛い。」とか、
「お腹の調子がちょっと・・・。」
とか言うことは、ほとんどないです。
↑のような台詞が言える人が、繊細な感じでうらやましいと思うぐらい。

女性の多くが悩んでいる(らしい)便秘もナシ。

その鋼鉄の胃腸の持ち主の私が、一週間近くも胃腸の調子が悪い。
すごく不快だ・・・。
恐らく風邪なんだろうけど、普段だと胃腸系の風邪をひいても2、3日で回復するんだけどなあ。

家でも仕事でも、微妙に色々と支障が出ているので、病院行かないとダメかな。正直、かなりめんどくさいデス。

 

やはり不安はある

先日、”Will – Can – Must” という記事を書き、この3要素で自分のキャリアの軌跡を考えてみました。

その中で最後に、Willの要素も仕事に含められるようにするぞというような、前向きな発言をしていますが、そうは言いつつ、今後への不安はやっぱりありますね。

自分のやりたいことに近づけるように、わずかずつ、にじりよって行こうとしているけれど、
「にじりよっているつもりが、全く検討違いの方向に進んでいるのでは?」とか、
「もうトシだし、今からの方向転換はさすがに無理じゃね?」
的な想念は、よく自分の中に浮かび上がってきます。

そういう、後ろ向きな想念は、どうやって振り切れば、いいんですかね。

余計な想念を振り切る技も、必要なのでしょうが、その技の身に付け方が、全くわからない。うーむ。

 

青また青 獸木野生(伸たまき)

漫画”青また青”は、作者の獸木野生が、まだ、旧ペンネームの伸たまき名で発表していた頃の中編作。(A5版の初版が1990年発行)

A5版と、文庫版で、同時収録されている作品が異なるので、ここでは同時収録の作品は扱わず、”青また青”にのみ言及します。

主人公のシングルマザーの小説家ビダーは、生い立ちもその後の人生も、いわゆる”普通”の境遇とは程遠く、彼女の周囲の人たちも皆、世間的に見ればひとくせも、ふたくせもある人たちばかり。
そこにさらに、ビダーが11歳の時に爆発事故で亡くなった、隣人の石油技師への思いや、無差別殺人が絡んで、織りなされていく物語です。

無差別殺人まで出てくるので、完全にフィクションではありますが、高校に行かずに漫画を描いて、デビュー前に結婚、出産、別居までを経験しているあたりは作者の経験が入り込んでいるので、フィクションと現実が入り交じっている、不思議な感覚があります。

作者の絵柄は非常に独特ですが、この”青また青”の頃の絵柄は、比較的一般の読者にも入りやすいと思います。(私個人としては、この作品よりもう少し以前の、甘さが少ない絵柄の方が好きですが)

作中には印象的な言葉が多く、140頁ほどの作品で、永く心に残る言葉がここまで詰め込まれている作品は他にないです。とにかく言葉の濃度が濃い。

言葉だけ抜き出すと、空気が伝わりにくいととは思いますが、以下、引用です。

フェル「全部そうとは限らないけど、本ていうのは不思議だろ。
自分じゃ言葉にできなかったけど、確かに思ったり感じたりしたことが書いてあるんだ。
でなきゃ生まれる前か、とにかくどこかで知ってたことが・・・ひどくなつかしい感じなんだ。
だからぼくは君や作家たちは何か特別な鍵を握っているんじゃないかと思ってたよ。何かの秘密をね。仙人かそんなものみたいに。」
ビダー「秘密なんかしらないわ。」
フェル「それじゃぼくらとおんなじだ。」
ビダー「・・・そうよ。おんなじよ。わたしもそれを捜しているのよ。」

 

そして、獸木作品は、辛口の会話がウィットに富んでいて非常に好きです。

記者「ボイドさん、大量殺人犯とはいえ、ナイフひとつの相手を撃つのはどんなお気持ちでした!?」
ビダー「ジョーズだってアゴしか持ってないわよ。」

アメリカ文学は少ししか読まないので、知ったかぶりで書くのも恥ずかしいですが、ガープの世界を読んだときと似たような感覚がありました。ガープの世界の方が、ずっとアクが強いですが、”青また青”は現実世界とのリンクが、作品を浮ついたものにしないための、一種のおもし(いい意味で)のようになっています。

そのおもしも含め、作品中を流れている独特の世界が、他の作品に代替できない不思議な世界で、私は大好きです。

毛色は異なりますが、ジョン・メイブリィ監督の映画”リメンバランス 記憶の高速スキャン”(英題 Remembrance of Things Fast)は虚構の世界で、登場した人が本当の話をするというもので、それもずっと印象に残っているので、現実と虚構が混じり合っている世界が私は好きなのだと思います。

初めてこの作品を読んだとき、私は高校生くらいで、「よくわからないが印象に残る漫画」くらいの感想でしたが、大学生くらいの頃には、大好きな作品になりました。何度となく読み返しました。一人暮らしを始めたときも、結婚したときも、迷わず持って行きました。
作者は、自身のサイトで「一種の失敗作」と言っていますが、私は大好きな作品です。
これ以外にも、彼女の作品は作者自身の評価と、私の評価がかなり大きくずれていて、あまり良い読み手ではないのだろうな・・・と軽く凹みますが、良いと思うものは、良い。

子供の時期を抜け出して、色々なことに対峙し始めた20代くらいの人に読んで欲しい作品です。
一般受けのメジャーな作品にはならなくとも、若い人に長く読まれ続けて欲しい作品の一つが”青また青”です。