彼女のいる彼氏 咲さんがスキ

彼女のいる彼氏の第13話を読んで、色々書いてたら、えらいこと長くなりそうだったので、記事を分けました。

漫画 “彼女のいる彼氏”の主人公 咲さん、なんか好きなんです。
こういう、複数男子に主人公の女子が好かれて・・・っていう話は、男子のカッコよさが大事なのは当たり前だけど、主人公女子もやっぱり大事ですね!
私が、このテの複数男子→主人公女子の漫画をあまり読まないのは、主人公女子の性格が苦手なことが多いからかも、とこの漫画を読んでふと気づきました。

咲さんを好きだなって思ったのは、第8話で、 前日にキツいこと言われたエンジニア様に頑張って誠意と本音をぶつけてみたら、思いのほか温かい対応が返ってきたときに、「誠意を見せればうまくいくのね ♪」みたいな反応じゃなくて、「なんだか全部自分が悪かった気さえしてきた。」 「目の前の人は自分を映す鏡だってホントですなぁ。」っていう、そういう 感じ方が、いいコだなぁって。

それまでは、「私頑張っているのに!」という怒りが前面に出ていたので、むしろちょっと苦手な部類の子だったかもです。頑張っている女子痛いとかいう上から目線ではなく、自分も持っている嫌な部分なので、まともに見るのちょっとキツい。(笑)

あとは、佐倉へのコンプレックスの描写もいいですねー。仕事に思い入れがあるが故にわいてきてしまう、難しい感情。そこに苦しむ咲さんもかわいい。
しかし悩ましいのは、その相手がプライベート上親しくなったらその気持ちが無くなるかって言うと、そうはならないところでしょうか。私 は、結婚してそれなりの年数経ちますが、夫への仕事能力に対する嫉妬のようなものはまだあります。

そして、その佐倉との関係性が変わってくる、第10話のラーメン屋のシーンも色んな意味で好きです。佐倉の学生時代からの取り組みや仕事のことを色々知って、素直に感心して、「いやぁ、同じくらい手を動かしてから君を妬むことにするよ、佐倉くん」っていうところも、咲さんいい子感満載。

もちろん、対異性面で咲さん大丈夫かっ!?っていう危うさも色々あるのと、男子二人については 「彼女持ち二人で、何やっとるんじゃあ!咲さんめぐってバトルするぐらいなら、まずは彼女と清算しろ!」 という徳永・佐倉への気持ちもあり。
まあ、あっさり清算したら、話として成り立たないので、やきもきといったところであります。

そして第13話を読んだら、野郎どもはきちんと咲さん自身をこれから見てくれるのかなっていう心配があって、どっちが男として上かみたいなものを張り合って、咲さんをそれを測るメーターにしないでねって、思ってしまった。

お願い、最後には何らかの形で幸せになってね、咲さん。